About

プロジェクトについて

震災からの復興に向けてクリエイターはいつ、誰のために、何ができるのか。過去を見直し、これからの行動につなげる継続的リサーチ・プロジェクトです。

阪神・淡路大震災から、もうすぐ17年。復興への道のりがまだまだ続く中、東日本大震災が発生しました。

今この瞬間も、大勢のクリエイターが自分にできることはなんだろうと模索している。過去のさまざまな支援を見直し、参考にしながら今後の活動を考えていく視点が必要なのではないか。その情報を誰もが活用しやすいカタチにできたら…という、ある東京在住デザイナーユニットの想いから本プロジェクトは誕生しました。

「阪神・ 淡路大震災+クリエイティブ」タイムラインマッピング プロジェクトは、1995年1月17日からこれまでにおこなわれたクリエイティブな分野における支援活動を調査してタイムライン=時間軸におとしこんだ年表を制作、さらに各活動の概要やインタビュー、気づきのレポートなどさまざまなコンテンツを盛りこんだ複合的な取り組みです。

めざしているのは、長い復興の過程においてクリエイティビティができることを方向づけ、さらなる復興支援活動や今後起こりうる天災時にクリエイターがどう関わればよいのかという指針のひとつを示すこと。防災先進国である日本が世界へ発信できるアーカイブとしての意義も大きいはずです。

運営メンバーは、クリエイティブな分野で活躍中のプロフェッショナルや学生をはじめ、ジャンルを超えた多彩な顔ぶれのボランティア。このプロジェクトに終わりはなく、次々に集まる情報を随時公開・更新していきます。

数々の支援活動を広く見渡し、あなたと共に考え、より適切に行動するために。

このプロジェクト、このスタイルが社会のスタンダードになるよう祈りつつ…みなさまのご参加・ご支援を心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、問い合わせやインタビュー、資料提供依頼などに快く応じてくださったみなさまへ心より御礼申し上げます。今後の活動をさらにご支援くださいますようお願い申し上げるとともに、今この瞬間から支えてくださるあなたに、感謝のきもちをささげます。

(2011年10月吉日)

参加方法

阪神・淡路大震災からの復興を支援するプロジェクトやイベント、製品、まちづくりの仕組みなど…ご存じの情報を入力フォームから入力してください。

入力フォーム

いただいた情報は事務局で確認後、活用させていただきます。

また、プロジェクトに賛同し、活動してくださるメンバーも随時募集しています。デザイン、アート、建築に日々かかわっている方、興味がある方も大歓迎です。

件名に“阪神・淡路大震災+クリエイティブ タイムライン マッピングプロジェクト参加希望”とご記入のうえ、①お名前(フリガナ) ②所属 ③電話番号 ④メールアドレスを、メールまたはFAXでお知らせください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。

MAIL join@tm19950117.jp
FAX 078-414-7135

お願い

本プロジェクトは、ボランティアメンバーで構成されています。資料集めやリサーチ、インタビュー、原稿化など慣れない作業に日々コツコツと取り組んでいます。

記載内容に不備やまちがいがある場合は、お知らせください。「こんな支援活動があったよ」「こんな人を知っています」など、阪神・淡路大震災からの復興支援に関する情報もお寄せください。足りない情報は、まだまだ無数にあります。あなたの経験や知識、人脈がこのプロジェクトを大きく発展させ、さらなる支援活動を生むきっかけとなるはずです。

これまでの経緯

2011年4月2日 発起人によるミーティング(プロジェクト発足)/4月25日 キックオフミーティング(第1回 全体会議 一次リサーチ スタート)/5月12日 建築分科会/5月25日 第2回 全体会議/6月8日 建築分科会/6月20日 建築分科会/6月29日 第3回 全体会議(一次リサーチ 継続、二次リサーチ・インタビュー スタート)/7月20日 第4回 全体会議/8月8日 デザイン分科会/8月12日 建築分科会/8月17日 デザイン分科会/8月25日 第5回 全体会議/9月20日 第6回 全体会議(マッピング作業 開始)/10月13日 第7回 全体会議 10月26日 ウェブサイト公開/2012年2月 リーフレット配布/2012年3月~ リーフレット配布/一次・二次リサーチ、インタビュー、マッピング作業 継続中

展示

2011年
10月26日~11月5日 「POST3.11これからデザインにできること」展(東京)
12月9日~14日 「デザインウィーク inせんだい2011」展(仙台)
2012年
1月17日~29日 「1.17から3.11へ展/KIITO」展(神戸)
2月18日~3月12日 「1.17/3.11明日への建築展」展(大阪)
3月6日~3月15日 應典院「コモンズフェスタ2012」展(大阪)
3月20日~5月6日 「復興-まちを再建するつながりの力」展(名古屋)
5月5日 「COMIN’KOBE12」(神戸)
2013年
1月17日~27日 東日本大震災復興支援「つくることが生きること」神戸展

掲載

2011年
5月10日 神戸新聞
10月 JDN
12月16日 神戸新聞
12月27日 exsite.ism
12月30日 AXIS Magazine jiku
2012年
1月12日 HITSPAPER
1月14日 毎日新聞
1月21日 神戸新聞
3月10日 greenz

ロゴについて

「TM」というロゴは、ボランティアスタッフ1人1人が描いたドットの連なり。TMという文字と21のカラー名を記した用紙を配布し、好きな場所に○を描きいれて、気になる色を選んでもらいました。

「阪神・淡路大震災+クリエイティブ」タイムラインマッピング プロジェクトは、どこに埋もれているかわからない過去の復興支援活動をリサーチして、細かい点を拾い集める作業が基本。ロゴには今後の復興支援活動や人と人とのつながりを生み、さらに役立つかもしれない、役に立ちますようにという祈りがこめられています。神戸の、そして日本の復興を願うドットは、活動が進むにつれて数を増し、終わりのない本プロジェクトとともに進化していく予定。今後も、どうぞご注目ください。

メンバー:

協力:
神戸大学附属図書館震災文庫/阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター 資料室/神戸市立中央図書館神戸ふるさと文庫コーナー/神戸芸術工科大学図書館/石川特殊特急製本株式会社/共栄印刷株式会社/青柳敦子/綾 智佳/飯沢耕太郎/池原彩乃/岩渕潤子/河内乾吾/川島優志/木村和正/木村真理子/京田光広/久下 玄/熊谷彰博/清水光治/住田功一/竹中邦明/中川博志/根岸芳之/福島史子/穂積雄平/本田 亙/古川知可子/安井喜雄/柳本浩市/山本純子/他(※五十音順)

リサーチ:
上野山温子/大平あゆみ/岡本マサヒロ/押谷崇之/小原 淳/片岡憲男/加藤 慧/加納公子/かわいひろゆき/河内宏仁/北岡元太/河野有里/小林 公/小林弘和/小林瑠音/小森福見/近藤ヒデノリ/佐藤 慧/高井千珠/樽井 香/長生大作/中田昌邦/中野 悠/中野真希/中野 優/二階堂 薫/西 毅/貫名 智/深沢慶太/朴 彩余/古屋 遙/堀田典孝/前坂知咲/松田武大/松本ひとみ/三矢知佳/見通真次/宮田晴菜/室﨑友輔/山田恭平/山田春奈/山田秀人(※五十音順)

展示協力:
デザイン・制作:加藤タイキ/木村和正/サタケシュンスケ/宮下洋輔/和田武大 映像:岸本智也/田中健司/宮下洋輔/山田秀人 設営:江上ゆか/押谷崇之/長渕咲紀/中野真希/二階堂 薫 撮影:森本奈津美

制作:
デザイン:SPREAD/コピーライティング:二階堂 薫/ウェブサイト:石畠吉一、中原寛法、KARAPPO

アドバイザー:

永田宏和(NPO法人プラス・アーツ理事長/企画・プロデューサー)
原 久子(大阪電気通信大学教授/アートプロデューサー)
芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)
かわいひろゆき(神戸芸術工科大学教授/アート&デザイン・クリエイター)

槻橋 修(神戸大学准教授/建築家)
桑原宏明(atelier SOU 建築家)
江上ゆか(兵庫県立美術館 学芸員)

発起人:SPREAD

事務局:KIITO
〒651-0082神戸市中央区小野浜町1-4
TEL 078-325-2235 FAX 078-325-2230 MAIL info@tm19950117.jp

(※敬称略)